奈良の名刹長谷寺は奈良県桜井市初瀬(はせ)にある真言宗豊山派の総本山の寺院。山号は豊山(ぶさん)院号は神楽院(かぐらいん)。本尊は十一面観音(十一面観世音菩薩)で高さ9.18mを誇り日本最大級の木彫仏です。創建686年、西国三十三所第8番札所として多くの参拝客がお見えになります。春は桜と牡丹や石楠花(しゃくなげ)、夏は紫陽花と蓮や花水木、秋は紅葉、冬は寒牡丹と奈良大和路総本山花の御寺として親しまれております。
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「奈良にうまいものなし」と文豪志賀直哉(しがなおや)が随筆「奈良」に「食ひものはうまい物のない所だ」と記したことから広まったという一説がありますが本当は美味しいものが沢山有り素敵なお店も沢山有ります。最近はかき氷も人気になっています。
伊勢の赤福餅と同様、奈良といえば柿の葉寿司が一番です。今は鉄道の駅やデパ地下・空港などでもお土産やお弁当として手軽に買い求めることが出来る柿の葉寿司ですが柿の名産地和歌山(1位)奈良(2位)及び石川県加賀地方・鳥取県知頭地方の郷土料理で主な材料(ネタ)は鯖・鮭が使用されています。柿の葉寿司は江戸時代に生まれ且つ秋祭りに振舞われるご馳走だったそうです。柿の葉には抗菌・抗酸化作用のあるタンニンが多く含まれており寿司の保存性に優れています。柿の葉寿司は常温下で保存、作った翌日が食べ頃になります。
名刹長谷寺の参道に「とらせ」という屋号の柿の葉すし専門店が店舗を構えて実演販売もやられております。平成4年創業から31年の歴史を経て現在は二代目が継承、家族経営であえて大量生産をせず柿の葉すし一筋、ひとつひとつ丁寧に真心を込めて手作りされています。二代目のこだわりは①吉野黒滝村の天然水②とらせオリジナルブレンド米③特注オリジナル断熱箱④二代目厳選の鮭と銚子産の鯖の4つだそうです。筆者一押し、奈良に来られたら奈良名物の柿の葉寿司、長谷寺に来られた時はぜひ参道に有る「とらせ」の柿の葉すしをお買い求め下さい。「とらせ」の柿の葉すしはオンラインショップでもお買い求めいただけます。
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