静岡支部事務局 坂 政記(75B)です。
今回静岡支部で紹介させていただく方は、柴山広行さん(97B)です。
柴山さんは2001年に卒業し、2020年に家業の飲食店を継承されました。
では、その家業について少し説明しておきます。
創業は慶長元年(1596年)実に420年超の歴史を誇る「とろろ汁の丁子屋」です。
浮世絵師の歌川広重「東海道五十三次(21番目の風景画)丸子宿の名物茶店」でも有名だと思います。
柴山さんは、現在その第14代目の社長として、歴史の重圧と対峙しながら、日々ご活躍されています。
では、以下本人談として近況を語っていただきました。是非ともご一読いただき、お近くへお越しの際は、お声掛けいただければ幸いです。
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「現在マラソンに面白さを感じている。そもそも走りだしたのは2020年秋、家業を継ぎ社長に就任する直前だったと思う。やらなきゃいけないことが多すぎてキャパオーバーになったのか、連絡を忘れるなどしょうもないミスが重なり、自分が嫌になり「もう嫌だ~」と逃げ出すような気持ちで5kmを走った。運動は約20年ぶりくらいだったので苦しかったが、なんだかスッと頭がすっきりしたのを覚えている。
仕事前に走った日などはなんだか充実感にあふれている。こんな時間の使い方も幸せだなと思う。
実は社長になって1年目はとにかく早く辞めたくて!でも20年近く続いた赤字経営はようやくこの1・2年で黒字転換し、まだまだ「伸びしろ」ばかり。
商売は東海道の宿場町である「丸子宿(まりこしゅく)」で江戸時代より、とろろ汁と麦ご飯を提供し続ける茶店です。いろいろと大変なこともあったが、走ることと一緒で、苦しさの向こう側にはかけがえのないものが待っている。そう思うと今ある課題や困難もワクワクしてくる。そんな変態モードに突入しそうな40代後半戦を過ごす日々だ。」
以上本人談です。
家業を守り更に発展させるべく、チャレンジし続けている柴山広行さんです。
投稿者:静岡支部 事務局
坂 政記(75B)